7 月 2010

ミモザ

今週はすっかり春ですね。
我が家の玄関のドアには、去年の11月からクリスマス仕様の南天の実で
できたリースを飾っていたのですが、それほどクリスマスっぽくもなく、でもとても
かわいかったので、今日までずっと飾ったままにしていました。
それを、今日ついに交換！

ドライミモザの小さなリースです。
ミモザは「春を告げる花」で、3月8日の国際女性ディには、イタリアでは
男の人が女の人にミモザの花をプレゼントします。
数年前まで私が住んでいた北イタリアのミラノでは、3月に入ると町中が
ミモザ売り場だらけになって、3月8日当日には、仕事帰りの素敵な
イタリアンサラリーマンたちがミモザの花束を持って、家に帰っている姿を
見ては、「いいねぇ～」と思っていました。
イタリアの田舎に行くと、家に大きなミモザの木を植えているおうちも多く、
私も、たまたま3月8日にトスカーナの田舎に行っていた時には、町を歩いて
いたら、何人もの知らないおじさん、おじいさんから「ミモザをあげるよ」と声を
かけられ、その場でバキッと折られた大きなミモザの枝をたくさん抱えて
帰ったこともあります。
去年の春は、母と一緒に南フランスに行ったのですが、ニースの「花祭り」
では、山車から観客席に向かってミモザの枝がバンバン投げられ、観客は
みんなそれをキャッチするのに燃えまくり、もちろん私と母も必死になって、
ミモザを集めました。
その時にキャッチしたミモザも、ドライミモザになってちゃーんと旅行アルバム
の中に入っています。
うちは1階なので、ドアに飾った春のミモザ、お向かいさんや階段を上がっていく
人たちもきっと喜んでくれることと思います（＾＾）